ALL-NATURAL,
NO ADDITIVES,
NON-GMO

当社のチョコレートは、着色料や香料などの添加物や保存料を一切含まず、遺伝子組み換えでない原材料で作られています。
チョコレートの生産においては、石臼挽きや長期熟成といったスローフードの技術のみを採用することによって、本来の自然な作用(味と抗酸化力)を温存して活用します。大規模産業においては化学薬品の使用が標準的に行われていますが、当社はそれらを使用しません。

TRACEABLE
ORGANIC CACAO,
BEYOND
FAIR TRADE

当社では、アグロフォレストリー(森林農法)を実践している農園で有機栽培されたカカオのみを生産農家・農業組合から直接購入しています。ハインデ&ヴェレのチョコレート製造の原点となる生産者様には、パートナーとして正当な対価を受け取っていただき、生産従事者と自然環境に還元していただきます。
すべてのチョコレートにおいて、原材料のカカオの産地と生産農家まで辿ることができます。

INDONESIA インドネシア
ケルタ・セマヤ・サマニヤ農業協同組合

バリ島のジェンブラナ地域に活動拠点を置くケルタ・セマヤ・サマニヤ(KSS)農業協同組合より調達しています。KSS農業協同組合には、230件ほどの生産者が所属しており、火山による極めて肥沃な土壌と高い山々がもたらす多雨の恩恵を受け、2011年に東南アジア初のオーガニック認証のカカオを栽培することに成功。現在は、よりサステナブルな栽培を目指すため、果樹類、コーヒー、野菜類などの複数の作物を組み合わせるアグロフォレストリー・システムでカカオ栽培を実施しています。
年に2回、メインクロップは7~9月に収穫され、ミッドクロップは12~1月です。収穫されたカカオ豆は2層になった木箱で6日間発酵させられ、晴天時には台の上で天日干しされます。その後、丁寧に選別された豆は袋詰めされ、オランダへ向けて出荷されます。

カカオ品種:古来品種のハイブリッドクローン
数世紀にわたりスペイン人とオランダ人によって持ち込まれた品種のハイブリッド交配

PERU ペルー
ノランディーノ農業協同組合

ピウラブランコカカオ豆は、ペルー産のコーヒーやカカオ等の作物に特化したアマゾナス地域の生産者が所属するノランディーノ(Norandino)農業協同組合から調達しています。ここではカカオ豆の品質維持向上のみでなく、すべての商品の生産過程を通じて、社会、経済、環境の面での向上を目指して尽力しています。
カカオ豆の栽培は、 ペルー・ピウラ渓谷の一角であるサン・ロレンソ・バレーに位置するパルマ(Palmas)村、プエルタ・プラチェ村、ラス・ロマス村で行なわれます。この地域のテロワールは、1年のうち3ヶ月程度しか雨が降らない乾燥林と定義され、アンデス山脈からの水がカカオの木に栄養を与えています。収穫されたカカオ豆はノランディーノ農業協同組合の拠点へ持ち込まれ、木製の箱の中で6~8日間発酵させられます。 発酵した豆は天日干しされてから丁寧に袋に詰められ、オランダへ向けて出荷されます。

カカオ品種:ピウラ・ブランコ

PERU ペルー
ロマ・ラルガの農家 (ノランディーノ農業協同組合)

グラン・ナティボ・ブランコのカカオ豆。2020年、ペルーのヤフアンドゥス地域にある80年前のカカオの森で、最も純粋なグラン・ナティボ・ブランコのカカオ豆が再発見されました。このカカオは収穫量の90%が白い豆であり、このカカオ豆が、存在する中で最も純粋なピウラ・ブランコの豆の1であること示します。この特別なカカオは、アダンジョ・コミュニティの乾燥した森の高地の麓で水を見つけた先祖を持つ3人のカカオ農家からやってきます。この小さな泉は、3人の農家が自分たちの所有する1ヘクタールの多様なカカオの森を栽培するのに十分な水量を保っています。
グレゴリア・チャンタ、マルコス・フルカ、エラディオ・ズリータは、1時間以上かけて、乾燥した砂利道を登り、ヤフアンドゥスのカカオを収穫します。そこからロマ・ラルガの中央処理センターに輸送します。そこではノランディーノ農業協同組合の指導のもとで、豆を乾燥し、発酵し、やがてオランダへ向けて旅立ちます。

カカオ品種:ペルー原産グラン・ナティーボ・ブランコ

PERU ペルー
APROCAP農業組合

シングルオリジンシリーズのカカオバターは、APROCAP(ピウラのカカオ小規模生産者協会)によって生産される、ほのかな風味が特長のピウラモロポンカカオ豆を圧搾して作ったものを調達しています。APROCAPに所属する200以上のカカオ農家は地域固有のファインフレーバーカカオ品種の栽培に専念しており、その地域はエクアドルとの国境から数時間南に位置しています。農家の土地の平均面積はわずか1ヘクタールであり、各生産農家はアグロフォレストリーの方針に従って土地を世話することをコミュニティとして約束しています。

カカオ品種:モロポン地域原産種のハイブリッド

VENEZUELA ベネズエラ
ロス・ラウレレス農園

ベネズエラのペリハ山脈にあるマルケス一家のロス・ラウレレス農園で栽培されている使用されているグアサレカカオを調達しています。コロンビアとの国境に近く、起伏の激しい山地の谷間であるセラニア・デル・ペリハ には、自然の恵みがあふれており、カカオ、コーヒー、その他豆類およびオオバコを組み合わせた混合栽培が行われています。
また、ベネズエラで最も古いカカオの木々が残る地域です。
マルケス氏は、パリ大学と共同で地域の各農園で栽培されているカカオのグアサレ品種のDNAを比較する研究を立ち上げました。遺伝子を調べると、ある農園ではクリオロ種のDNA鎖が見つかり、自身のロス・ラウレレス農園のカカオのDNAは古くからのグアサレを示すものでした。彼はこの希少な古来種カカオのDNAの移植栽培を目指し、苗床を用意し、純粋な遺伝子型の選択と接ぎ木によるグアサレのDNAの取り出しと保存を実施しています。
マルケス氏は、カカオの在来種とアグロフォレストリー・システム(森林農法)を保護する取り組みを開始し、カカオが生育するための陰をもたらす杉の木を栽培する農家や、森林伐採を行わない農法でカカオを栽培する農家を優遇するプログラムを通じ、森林伐採の続いている同地域でのエコロジーシステムの改善に努めています。

カカオ品種:グアサレカカオ

VENEZUELA ベネズエラ
フィゲレード農園

ダッチオリジナルシリーズやクーベルチュールのプロフェッショナルシリーズで使用されているカカオバターは、ベネズエラのミランダ州にあるフランクリン・フィゲレード氏のフィゲレード農園で天然カカオ豆から圧縮されるカカオバターを調達しています。地域の生物多様性を支えるため、フィゲレード氏の一家は、アグロフォレストリー・システム(森林農法)でトリニタリオ種のカカオを栽培しています。気温が摂氏18~27度の間で変動するこの地方では二毛作が行われており、毎年それぞれ12~1月と7~8月に収穫を迎えます。収穫されたカカオ豆は伝統的に木製の箱で5~8日間発酵させられた後、天日干しされます。

カカオ品種:トリニタリオ

ECUADOR エクアドル
ハシエンダ・ビクトリア農園

アンデス山脈からエクアドル海岸へ向かうサバンナの丘陵の上に再造林された地域に位置するハシエンダ・ビクトリア(Hacienda Victoria)農園から最高品質グレードであるASSPS のナシオナル(アリバ)種カカオを特別に調達しています。ハシエンダ・ビクトリアという名称は、2009年にこの土地を購入した創始者カルロス・エドワード・ガルシア・フエンテス氏の奥様の名前に由来します。当時、土壌の調査には農学の分野における最高峰の専門家らが携わり、エクアドルの国立農業研究機関であるINIAP(Instituto Nacional Autónomo de Investigaciones Agropecuarias)とは、正式に認定されたアリバ種の種の供給を受けるための協定が結ばれました。農園は持続可能な社会的責任を果たす形で運営され、その結果レインフォレスト・アライアンス認証を取得しています。当初から栽培しているエクアドルの古代品種であるアリバの純品種のカカオの他、最近ではラ・ペルラ品種のカカオの栽培も手掛けています。

カカオ品種:アリバ・ナシオナル

Dominican Republic ドミニカ共和国
Öko Caribe 農業協同組合

ドミニカ共和国のÖko Caribeは有機カカオ農業組合であり、ドゥアルテ州中心部を拠点とする165ほどのカカオ栽培農家が所属しています。
受賞実績を持つÖko Caribeのファインフレーバーカカオには安定した品質に定評があり、また生産農家間の密生なサポートシステムも特徴です。
栽培農家に対しては、継続的に農業実践や有機認証に関する定期的な技術トレーニングが行われ、また組合員は必要に応じて小規模融資を受けることができます。生産者個人レベルの交流が組合のシステムを支えています。カカオは木箱で発酵された後、オランダへ出荷されます。
土の味、コーヒー、赤い果実を感じられることが、このカカオの特徴です。

カカオ品種:トリニタリオ

DUTCH BEET
SUGAR,
LOW CARBON
FOOTPRINT

ハインデ&ヴェレのチョコレートにはオランダ産の甜菜糖を採用しました。
1つ目の理由、オランダ産の甜菜の甘みはチョコレートに最適です。
素材の邪魔をしない性質のため、チョコレートに余計な味が加わらず、つまりカカオの味が引き立ちます。一方でサトウキビを使用すると、チョコレートが糖蜜の味に影響されてしまい、私たちの目指すチョコレートには向いていません。
2つ目の理由、調査によるとオランダ産甜菜糖のカーボンフットプリントは、平均的なサトウキビ生産の場合の4分の1です。収穫率が高いこと、効率的な栽培、収穫および加工が行われていること、そして長距離輸送の必要がないことが起因しています。加えて、甜菜糖の水使用量はサトウキビに比べて少なく済みます。
オランダの甜菜生産高は毎年世界10位前後と高い生産量でありますが、甜菜加工産業はあまり規模が大きくないため抽出過程においては有機栽培された甜菜と有機栽培でないものが区別されず、有機認証を取得していません。しかしながら、総合的に上記理由を考えた時、オランダの甜菜糖を採用することが当社として理にかなった選択となりました。

*カーボンフットプリント=全ての商品・サービスは、つくられてから捨てられるまでの一生を通して 多くのエネルギ を必要とする そのエネルギ は 主に石油や石炭 天然ガス のエネルギーを必要とする。そのエネルギーは、主に石油や石炭、天然ガスなど化石燃料から得られ、地球温暖化の原因となる温室効果ガス を大気中に排出する。
¾「カーボンフットプリント」とは、これら商品・サービスのライフサイクルの各過程で排出された「温室効果ガスの量」を追跡した結果、 得られた全体の量をCO2量に換算して表示することを言います。

ORGANIC
VEGAN MYLK,
PLANT BASED
AND FREE OF
ALLERGENS

ハインデ&ヴェレは、プラントベースのオーガニックな代替ミルクを自社開発し、比類のないリッチでクリーミーなチョコレートバーを作り上げました。アレルギー物質を含まないH&V製プラントベースのミルクは、ラクトースフリーでありながら、五感で味わえる通常のミルクチョコレートの代用となり、まるで新しいカテゴリーのチョコレートを作り出します。
レシピは非公開ですが、原材料にバナナ、米、ココヤシ、オーツ麦、炭酸カルシウム、ひまわりレシチンが含まれており、従来の牛乳のミルクチョコレートに勝るとも劣らない自然の甘み、ほのかなキャラメルの気配、充実感、まろやかに溶けるクリーミーな食感を捉えています。ラクトース(乳糖)、ナッツ、大豆、卵およびグルテンは含まれていません。更に、妥協のないプラントベースのミルクは、環境負荷の低減につながります。

DUTCH
COW MILK

歴史ある酪農の伝統を持つオランダは、チーズとバターで有名です。
オランダでミルクチョコレートを作るならばオランダの牛乳を使おう、というのは当然の選択ではなく、選択する意味があります。オランダの海洋性気候とテロワールがもたらす、他にはない豊かな味わいを持つオランダ産牛乳は、チョコレートとの組み合わせに最高です。
オランダの酪農家の協同組合として運営されている事情により、粉乳工場ではオーガニックのものとそうでないものが混ざり合います。
そのため、オランダの牛乳はオーガニック認証を受けていません。当社では、牛乳の質、酪農家の乳牛の育て方、牛乳の運搬に関連するフットプリントを総合的に判断し、オランダの牛乳を好んで使っています。

ALLERGENS

当社のチョコレートは特定原材料にアレルギーがある方も含めて、安心してお召し上がりいただけます。
いずれのチョコレートにも、ナッツ、大豆、卵、グルテンは含まれていません。ラクトース(乳糖)は、牛乳使用のチョコレートにのみ含まれています。
当社の工場でナッツ類の加工は行われないため、商品にナッツの成分が混入することはありません。工場敷地内には粉乳が存在しますが、牛乳使用のチョコレートの加工は他の商品と分離して行われています。

FOOD
PRACTICES

  • ヴィーガン(完全菜食主義者):牛乳が含まれるチョコレートを除くすべてのH&Vのチョコレートはヴィーガン向けです。
  • ベジタリアン(菜食主義者):牛乳も含めてチョコレートを食べることに関する制限は存在しません。
  • コーシャ(ユダヤ教の戒律に対応):H&Vのチョコレートは、オランダ・アムステルダムのチーフ・ラビネートによるコーシャ認証を受けています。
  • ハラール(イスラム教の戒律に対応):国連食糧農業機関のハラールに関するガイドラインによると、チョコレートはハラールであると見なされています。
  • 仏教徒:チョコレートを食べることに関する制限は存在しません。
  • キリスト教プロテスタント:チョコレートを食べることに関する制限は存在しません。
  • キリスト教カトリック:断食期間中にミルクチョコレートが禁止されることを除けば、チョコレートを食べることに関する制限は存在しません。
  • モルモン教徒:チョコレートを食べることに関する制限は存在しません。